じんけんきづきシート

8.HIV感染者(かんせんしゃ)・エイズ患者(かんじゃ)の人権(じんけん)

かんがえてみよう

「HIV」や「エイズ」といった言葉を聞いたことがありますか?
HIV感染者(かんせんしゃ)とは、一緒(いっしょ)に食事をしたり入浴(にゅうよく)することに抵抗(ていこう)がありますか?
チェック

きづきのポイント

ポイントその1
HIVとは「ヒト免疫(めんえき)不全(ふぜん)ウイルス」のことで、体を外部の異物(いぶつ)から守る白血球を破壊(はかい)するウイルスです。人間がHIVに感染(かんせん)すると、通常(つうじょう)であればかからないような病気を発症(はっしょう)します。この病気を発症(はっしょう)した状態(じょうたい)をエイズ(正式名称(めいしょう)は「後天性(こうてんせい)免疫(めんえき)不全(ふぜん)症候群(しょうこうぐん)」)といいます。
ポイントその2
HIVは非常(ひじょう)に感染力(かんせんりょく)の弱いウィルスです。握手(あくしゅ)をしたり、一緒(いっしょ)に食事をしたり、お風呂(ふろ)やプールに入ったりしても感染(かんせん)することはありません。したがって、職場(しょくば)や教室、家庭などで日常(にちじょう)生活をともにすることは問題ありません。
ふかめてみよう

エイズは、通常(つうじょう)の生活では感染(かんせん)しにくいのですが、エイズのことを正しく理解(りかい)していないために、施設(しせつ)への入所を拒否(きょひ)される、会社の採用(さいよう)を断(ことわ)られるなど感染者(かんせんしゃ)や患者(かんじゃ)に対する偏見(へんけん)や差別(さべつ)が生み出され、その結果(けっか)、理由なく感染者(かんせんしゃ)や患者(かんじゃ)が通常(つうじょう)の社会生活を送れなくなるといった問題があります。このような差別(さべつ)をなくすために、私(わたし)たちに何ができるか、考えてみましょう。

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